人材育成研修を委託で行う際のデメリット

新入社員研修やコンプライアンス研修など、外部に人材育成研修を依頼することがあります。研修会社は、コーチングのノウハウがあり、短い時間でも効率的に必要なスキルを教えることに強みがありますが、それは専門的なスキルに留まってしまうというデメリットがあるのです。一般的な知識やスキルは身につけることができても、自社の慣習や方法とは異なることがあります。研修で教わったことを現場で実践しようとすると、自社のやり方とは違うと言われることがあるのです。研修会社側からしっかりと企画、確認してくれればいいのですが、外部に全部お任せという場合にはその内容が自社にあっているものかしっかりと確認しましょう。また、競合他社が利用していないかなど事前にチェックする必要があります。
コストが増えてしまう
研修を人事部などが企画するより、大幅なコストがかかってしまうのが外部委託研修です。一人当たり1日1万円以上の価格になることが多く、参加社員分の費用がかかってきます。研修費用だけでなく、会場費、昼食費など施設を利用するコストも加わるため、計画的な利用が必要です。研修会社は、継続的な研修を提案してくるため、フォローアップまで研修を依頼すると、予算オーバーになってしまうことも多々あります。自社で企画から運営までできればコストは抑えられますが、人員やノウハウがないという企業も多いです。内容は自社で企画し、一部の専門的な内容だけを外部講師に依頼するなどの方法をとれば、最低限の費用に収めることができるでしょう。